※本記事は金子裕昭直筆の撮影日記です。)
前回の撮影日記はこちら:(本人直筆)2018タンザニア撮影日記 ンドウッにて 6
○17/MAR/2018○
4時半起床。
どうも目覚めが良くない…..
撮影7日目にして少し疲れが出てきた様だ。
6時半出発。今日もどんより曇り空。
昨日のチーター家族を探し、車を走らせること20分。
すぐに見つかった。
遠い草原の果てにトムソンガゼル。
昨日も食べていないから、相当お腹が空いているはずなので、ちょっと様子を見てみる。
9時、太陽が出てきた。
まだチーターに動きは無い。
11時、一旦この場所を後にして他を探しに行く。
草原に、ヌーの群れが、セレンゲティ方面からどんどん集まって来ている。
ここ数日に降った雨で、新しい草が芽吹き出していて、
静かな草原に、ヌーの嘶きだけが響き渡る。
ヌーの群れを見ながら昼食。
14時、朝のチーターに戻ると、ヌーの子供を捕らえている。
多分少し前の出来事だろう。
すぐに食べ始めた。しかも遮るものは何も無い緑のじゅうたんの上で….
自分の経験上こんな場面は始めてだ。
通常だと必ず木の下なり、草の中なり他の肉食獣に見付からない場所で食べる事が多い。
1時間弱で全て食べ尽くして、チーター家族はまた移動して行った。
そして私達も湖の方面に向かう。
やはりヌーの群れがあちらこちらで見られる。
夕日をバックに駆け抜けるヌーの群れを撮影して今日は終了。
19時半、夕食。
食べ始めたら雷がなり出し、大雨がやってきた。
(つづく)