(本人直筆)サバンナ・ストーリー 1

(※本記事は金子裕昭直筆の撮影日記です。)
オオタカ撮影日記はこちらから!:(本人直筆)2018東京オオタカ繁殖 撮影日記 1

 

● Part 1  目を覆いたくなくような光景 ●

 

5頭のチーター(母親と4頭の子供)がこの近くに居るらしい。
脇目もふらず、早朝から探しに出掛ける。

8:45、遠い蟻塚の上に居た!
探していたチーター家族だ。

しかしここからでは遠過ぎ、もっと近くまで車を走らせるが、
私の到着前に狩りは始まった。

 

4頭の子供たちが、湿地の中へ、それぞればらばらの方向に向かって走って行く。

湿地からは、驚いたリードバックがあちらこちらから飛び出す。

子供たちの動きに目を奪われ、すっかり母親の存在を忘れていたその時 !!

「時既に遅し….」

 

私たちの死角。
母親は車の真後ろで、リードバックを捕えていた。

スライド01
息の根をとめる   (PENTAX K10D)

 

 

子供たちも一斉に集まり、チーター家族の食事が始まった。

スライド02
食事のはじまり   (PENTAX K10D)

 

 

そして食べ始めて30分くらいしたところで、衝撃の瞬間が目に飛び込む….

リードバックのお腹の中から胎児が出てきたのだ。

スライド03
胎児が…              (PENTAX K10D)

 

私の相棒であるドライバーも下を向き、他の観光客の白人女性は泣きわめく…

私一人だけが、その光景を目に焼き付けながらシャッターを切る。

 

これまで何度となく、サバンナで命が消えてゆく瞬間を目の当りにしてきたが、
この時ばかりは、さすがに辛くて目を覆いたくなった。

 

リードバックはもうすぐ新たな命をこの世に誕生させるはずだった。
もしかしたら明日だったかもしれない。

だけど身が重く逃げそびれたのだろう….

 

 

 

スライド04
すぐに食べきった (PENTAX K10D)

 

弱肉強食。

そこから逃げ出すことはできない。

それが自然界の掟だから….

 

そして私たち人間は、そこに介入することは許されない。

 

(セレンゲティ、2009年2月22日)

 

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