(※本記事は金子裕昭直筆の撮影日記です。)
タンザニア編はこちらから:(本人直筆)2018タンザニア撮影日記 ンドゥッにて 1
● Part① 1月 帰って来たオオタカ夫婦 ●
世間はお正月真っ只中。
夜明け前、凍て付くような寒さの中、撮影に向かう。
まだ薄暗い林の中で、鳴き声が聞こえ、
時折シルエットで飛んでいるのが見える。
今年もまた、オオタカ夫婦がこの場所に帰って来た!!
朝の光を浴びて、鋭い眼光のオス。

近い木の上で、ゆっくりとくつろぐメス。

またこの2羽が、どんなドラマを見せてくれるのかと思うと、
嬉しさが込み上げてくる。
オスは、クチバシで枝を折り、巣に運んで行き、
メスは、それをじっと見つめる。
その行動は、約1時間程続いただろうか。

これから長い付き合いになるであろうオオタカ夫婦に、
あまり、しつこく付き纏っているとよろしくないので、引き上げることにする。
この時季は、冬鳥もあちらこちらに見ることが出来る。
2週間程前から、ルリビタキのオスがちらほら見えていたが、
写真は撮れていない。
けれど、この日は綺麗なその姿をあらわにしてくれた。

自然を撮影するにあたって一番嬉しい瞬間、
それは、待って待って、やっと撮れたその瞬間!
これがあるから辞められない。。
夕方帰り道、
高い木の上で、夕陽を浴びてオオタカはくつろいでいた。

(つづく)
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